活用事例

当社リバースエンジニアリングの3Dスキャン、3D CADデータ加工、3Dプリンター造形、3Dモデリングデータ作成のサービスを活用した事例をご紹介します。

3D scan、3D CAD

アセンブリ部品の3Dモデリング~全体と個々の部品に分けて3Dスキャン~

基本情報

地域:愛知県

業種:部品の設計会社

サイズ:200×200×100mm

材質:アルミ

納期:実働4日間

納品データ形式:STEP

愛知県にある、部品の設計会社様より、アセンブリ部品の3Dモデリンのご依頼をいただきました。

アセンブリ部品とは、いくつかの部品を組み合わせて出来た、部品のことを指します。

「アセンブリ部品は動作解析を行うため、緻密なデータが欲しい」とのご要望

お客様がお持ち込みくださったのは、自動車に関係するアセンブリ部品です。3つの小さなパーツを組み合わせることで出来ています。

 

今回のご依頼の目的は、データを元にした、自動車部品の動作解析を行うことでした。

そのため、アセンブリになっていて外からは見えない形状であっても、簡略化はせず細かく再現する必要があったのです。

アセンブリ部品の3Dモデリングの流れ

今回行ったアセンブリ部品の3Dモデリングの流れは、次のようになります。

 

  1. アセンブリ(部品を組み合わせた)状態で部品全体を3Dスキャン
  2. アセンブリ部品をばらして、3つの部品を1つずつ3Dスキャン
  3. 3つそれぞれの部品のSTLデータを3Dモデリング
  4. 最初に取得したアセンブリ部品の全体データに合わせ、個々のモデリングデータを組み合わせる

 

つまり部品全体を1度データ化し、その後バラバラで3DCADデータ化し、そのデータを最初に取得した全体データに合わせて配置し直すという作業となります。

 

ちょっと手間のかかる行程ですが、今回の作業は動作解析が目的で、かなり緻密なデータが必要になるとのことでしたので、部品全体と個々のパーツそれぞれを3Dスキャンし、全体のスキャンデータに合わせて丁寧に各部品の3Dモデルを配置していくことが必要と判断されました。

特に重要だったのは各部品の組み付け位置と形状

今回の作業で特に重要だったのは、やはり各部品の組み付け位置です。

 

アセンブリ状態の形状全体を1度データ化しているのも、各部品の3Dモデリングデータを配置し直すことで、組み付け位置や形状を正確に表現したデータを納品するためです。

どの部分がどのように組み付けられていて、それぞれどんな働きをするのか、外観だけでは分からない部分も詳しく解析していただくために必要でした。

アセンブリ状態の3DCADデータを納品

最終的には、3つのパーツを組み合わせたアセンブリ状態の部品の3DCADデータを、お客様に納品しました。

「用途の都合上、手間のかかる工程であると分かってはいましたが、それでも出来るだけ短納期に対応してくれて助かりました!」と、お声をいただいています。

 

また、念入りに行った3Dモデリングの甲斐があって、「外観では分からないところまでキレイに正確にデータになっていて、動作解析の大きな参考になります」と喜んでいただけました。

 

水谷製作所リバースエンジニアリングサービスでは、その部品の用途やデータの使用目的、納期等に合わせて、様々な提案をさせていただきます。

「アセンブリ部品の動作解析のことで困っている」ということがあれば、まずは何でもお気軽にお問い合わせください。

 

アセンブリ部品の3Dモデリングなら水谷製作所まで!

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