活用事例

当社リバースエンジニアリングの3Dスキャン、3D CADデータ加工、3Dプリンター造形、3Dモデリングデータ作成のサービスを活用した事例をご紹介します。

3D scan、3D CAD

スプレーノズルの内部構造をCTスキャンで測定し3Dデータ化

基本情報

地域:愛知県

業種:日用品メーカー

サイズ:50×40×20mm

材質:プラスチック

納期:実働3日間

納品データ形式:IGES、STEP

愛知県の日用品メーカー様より、商品開発の研究の参考にするために、スプレーノズル(他社製品)の3Dデータ化の依頼をいただきました。

自社製品開発の参考にノズルの3Dデータが欲しいが、ノズルの内部は測定できない

日用品メーカー様は、日用品(スプレーの様なもの)の先に取り付き、中身の粉末をシュッと噴射するためのノズルを開発することになったそうです。

そこで、研究の参考に、他社製品の同じようなノズルの形状を3Dデータにおこし、解析をしようということになりました。

 

ただ、解析対象となるスプレーノズルは、内部構造がホースのようにただの円柱状になっているのではなく、先に向かって絞れているような複雑な構造をしていました。

 

そのため、メーカー様の持つ設備では、内部構造の正確な測定および正確な3Dデータ化は難しいだろうと考えられて、水谷製作所の3Dモデリングサービスを活用してくださることになったのです。

光学式の3Dスキャナーではノズルの内部構造を測定できないので、CTスキャナーを提案

水谷製作所で3Dモデリングを行う際に、よく用いられる光学式3Dスキャナーでは、外側から見える部分しか正確な3Dスキャンが行えません。

今回のノズルの内部構造には、対応できないのです。

 

そこで、部品などの内部構造の測定を得意とするCTスキャナーの使用をお客様に提案し、採用していただきました。

 

CTスキャナーは、測定したいものの大きさが大きくなるほど、測定の精度が落ちてしまいますが、今回のノズルの大きさ(50×40×20mm)では、大きく測定精度が落ちることはほぼ考えられず、お客様も「大丈夫だと思います」とのことでしたので、特に問題なく作業に入ることになりました。

スプレーノズルの内部構造がよく写る角度に調整してCTスキャナーで測定したデータを、3DCAD化

CTスキャナーを利用した測定では、1回の撮影でノズルの内部構造のデータがキレイに写るように、CTスキャナーの台に乗せる角度を微調整します。

内部構造の奥まった部分までうまくスキャン出来ず、何回も撮影することになってしまうと、効率が悪く時間がかかってしまうためです。

 

また、CTスキャナーで測定したデータをそのままメーカー様にお渡しするわけではありません。

CTスキャナーによるスキャンデータのままでは、解析には不向きなので、扱いやすい3DCADデータへとリバースモデリングする必要があります。

 

今回は、実作業3日間で最終の3DCADデータを納品しました。

その後、作成した3DCADデータを参考に、メーカー様はノズルの研究・開発を進められたそうです。

 

 

今回のノズルもそうですが、3Dデータ化したい部品の形状などに応じて、最適な方法を提案させていただいています。

自社製品の開発・改良の参考に、他社製品の3Dデータ化を行いたいという場合は、水谷製作所にお問い合わせください!

 

スプレーノズルの3Dデータ化なら水谷製作所まで!

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