活用事例

当社リバースエンジニアリングの3Dスキャン、3D CADデータ加工、3Dプリンター造形、3Dモデリングデータ作成のサービスを活用した事例をご紹介します。

3D scan、3D CAD

容器のモック品製作のためにプラモデルを3D図面化

基本情報

地域:大阪府

業種:試作モデルメーカー

サイズ:200×120×70mm

材質:プラスチック

納期:実働3日間

納品データ形式:IGES、STEP

大阪府の試作モデルメーカー様より、飛行機のプラモデルを3D図面化するご依頼をいただきました。

「飛行機の形に似た、容器のモック品を作りたい!」と先のお客様よりご要望があった

試作モデルメーカー様の先のお客様より、「ある飛行機の形に似た容器を生産するつもりです。そこで、モック品(試作品)を作ってもらえませんか?」と依頼があったことが、今回の3D図面化のご依頼のきっかけです。

 

※ちなみにその飛行機型の容器は、とあるイベント会場で配布するために作りたいそうです。

 

しかし、ある飛行機の形に似た容器のモック品を製作するとはいっても、寸法や形状の参考にするために、本物の飛行機を持ってくることはできません。

もちろん、飛行機の設計図面を入手することも不可能なので、どうしたらいいものか悩んでいたところ、かなりリアルな飛行機のフィギュアが見つかったそうです。

 

早速その飛行機のフィギュアを入手され、これをベースに容器のモック品を作ることを決められました。

そして、モック品製作の元となる3D図面を作成したいと思われて、水谷製作所までお問い合わせをいただきました。

自由曲面が多すぎたので、飛行機の特徴的な部分だけを3D図面に反映させることに

実際に、飛行機のプラモデルをどう3D図面化していくのかについて、打ち合わせを行ったところ、「容器は、プラモデルの出来そのままの形状が必要なわけではなく、ある程度デフォルメされた状態で大丈夫です」とお話がありました。

 

リアルな飛行機のフィギュアそのままの形状で3D図面化を行うとなると、自由曲面が多すぎて面処理が難しく、かなり繊細で地道な作業になります。

その分時間や費用がかかってしまうので、納期や予算に余裕がないと厳しいです。

 

しかし、今回は先述したように「デフォルメ形状で構わない」とのことでしたので、その飛行機の特徴的である部分(羽根の位置や大きさ、ボディの形状など)だけを忠実に、3D図面化を行うことになりました。

タイヤの細かい溝など、細部までは容器の試作に必要なかったので、3D図面上では省きました。

 

必要部分はしっかり、そうでない部分はざっくりと3D図面化することで、納期と費用を抑えることができました。

実働3日間で、飛行機型の容器の試作に必要な3D図面を納品させていただきました。

 

今回の事例のように、対象物全体を忠実に3D図面化するのではなく、その対象物ならではの特徴的な部分だけを3D図面に反映させることで、納期を短く、費用を安く抑えることが可能なケースもあります。

 

何らかの目的で「プラモデルを3D図面化したい!」と検討されていましたら、ぜひ1度水谷製作所までご相談ください。

 

プラモデルの3D図面化なら水谷製作所まで!

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