活用事例

当社リバースエンジニアリングの3Dスキャン、3D CADデータ加工、3Dプリンター造形、3Dモデリングデータ作成のサービスを活用した事例をご紹介します。

3D scan、3D CAD、試作品製作サービス

新サイズのケースの生産に必要な金属製治具の3Dモデリングから製作までを一連で行った依頼

基本情報

地域:大阪府

業種:容器メーカー

サイズ:Φ53×500mm、Φ53×8mm (2種類)

材質:金属(鉄、黄銅)

納期:3Dモデリングに1日、新しい治具製作に約2週間

納品データ形式:加工品(治具)

大阪府にある容器メーカー様より、3Dモデリング、およびそのデータを基にしたデザインと製作のご依頼をいただきました。

 

お客様の会社では、樹脂製の円筒ケース(透明で、中にマカロンなどのお菓子を入れられるようなイメージ)を製作しておられるのですが、この度、「生産している従来のサイズの円筒ケースより、ひとまわり大きい円筒ケースを作ろう」ということになったそうです。

 

新しい円筒ケースの生産には、専用サイズの治具が必要になるのですが、この円筒ケースを作る設備自体が古く、メーカーも現在なくなってしまっているため、「ひとまわり大きな円筒ケースを作るための治具をどこで作ってもらうか、困っていた」とお話されていました。

 

そこで今回、色々と部品加工メーカーを探された結果、3Dモデリングで従来の治具の形状の参考データを作ることができ、新しい治具のデザインおよび製作も一連で行える、水谷製作所に依頼してくださったということです。

従来の治具より大きい治具をデザインするため、まず従来の治具を3Dモデリング

今回、お客様が新たに製作されたい治具は2種類ありました。

2種類の治具については、「形状はほぼ変えずに、大きさだけ変えた治具(Φ53から、Φ55)の製作を依頼したい」とのことでしたので、デザインの参考にするために、まずは従来の治具の形状データを取得することにしました。

 

治具

1つの治具は、細かい穴がいくつも並んだ棒のような形をしていました。

 

治具

もう1つの治具は、円盤状の形をしていました。

 

2種類の治具は、どちらも細かい部分に微妙なくびれやくぼみがあったり、小さい取り付け穴が開いていたりして、手作業で形状を測定するのは時間がかかり、精度も落ちると思われました。

そのため、3Dスキャナーを用いて、治具の形状データを取得しました。

 

その後スキャンデータを元に、精巧な3DCADデータを作成(3Dモデリング)しています。

3Dモデリングデータを参考に新しい治具をデザイン・製作し、依頼完了

もちろん今回の依頼は、3Dモデリングをして終わりではありません。

従来の治具の3Dモデリングデータを参考に、新しいサイズの治具のデザインも行いました。

 

そして、デザインした新しい治具の製作にも着手し、約2週間で治具を納品し、依頼完了です。

本業である金型メーカーとしてのノウハウを活用し、3Dモデリングからデザイン、そして製作までトータルで行った事例でした。

 

3Dモデリングの依頼なら、水谷製作所まで!

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