活用事例

当社リバースエンジニアリングの3Dスキャン、3D CADデータ加工、3Dプリンター造形、3Dモデリングデータ作成のサービスを活用した事例をご紹介します。

3D scan、3D CAD

金属部品の3DCAD化事例~三重 電気製品メーカー~

基本情報

地域:三重県

業種:電気製品メーカー

サイズ:約100×120×150mm

材質:鉄

納期:実作業1日間

納品データ形式:IGES

※画像はイメージです。

 

三重県の電気製品メーカー様から、金属部品(プレス加工)の3DCAD化のご依頼をいただきました。

 

お客様の会社では、20年以上も昔に、ある電気製品の金属部品を一括で生産されたとのことでした。

大量生産されたプレス加工の金属部品は、ある電気製品に取り付けるための物です。

その電気製品というのが、頻繁にモデルチェンジをするものではなく、この20年間ほぼ形を変えずに販売を続けてられてきました。

 

そのように、同じ部品が使われている、同じ電気製品をロングランで販売した結果、昔に一括で製作した部品が、かなり少なくなってきたそうです。

 

もちろん、その金属部品がないと、その電気製品は完成せず、販売することが出来ません。

そこで、金属部品の再生産を行うことになったのですが、今になって部品の金型を紛失してしまっている事が判明し、お客様はとても困っていらっしゃいました。

 

金属部品の二次元(2D)の図面はかろうじて残っていましたが、三次元(3D)のプレス加工品の形状を表すには、情報が不十分でした。

また、最初に金型で部品を製作する段階で、職人が金型を手作業で調整しているので、図面の寸法はほとんど当てにならないだろうとのお話でした。

 

そこで今回は、プレス加工品を3Dスキャナーを使って3Dモデリングし、部品を再生産するための図面化を行わせていただきました。

金属の部品の重要部だけをシビアに3DCAD化 ~値段が安くなる~

今回お客様の会社では、金属部品自体の再生産費用の他、金型の再製作も行わなくてはいけないということで、かなり予算を重視されていました。

 

そのように「出来るだけ安く3DCADデータにする方法は無いですか?」とのご要望をお受けしましたので、、他の事例でもよく行っている重要部の3Dモデリングだけをシビアに行うという方法をご提案させていただきました。

 

部品は、全ての部位が重要ということはなく、”どうしても重要で誤差を極限まで抑えたい部分”、そして”部品の使用用途に影響せず、忠実な寸法は必要ない部分”に分かれていることがあります。

 

3Dモデリングを行う際にも、重要部だけの測定やデータ化をシビアに行い、そうでない部分は部品の使用に影響が無い程度に簡略化することで、3DCAD化にかかる時間を大幅に短縮し、値段も抑えることが出来ます。

 

今回のケースでも、金属部品の取り付け面は重要なので、そこのみをシビアにモデリングすることで、当初の予算の75パーセントくらいまで、値段を安くすることが出来ました。

お客様にも、「安価で対応してもらえて、良かったです!!」と大変喜んで頂くことが出来ました。

 

“安価な対応”とは言いましても、実際に3DCADの対象となる物によってケースバイケースなのですが、出来るだけお客様のご要望に添うような方法を、ご提案させていただければと思います。

 

まずは何でもお気軽に、お問い合わせください!!

金属部品の3DCAD化のご依頼なら水谷製作所まで!!

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