三次元測定をして治具の図面を作成 大阪
基本情報
地域:大阪府
業種:機械メーカー
サイズ:約200×300×30mm
材質:樹脂
納期:8日間
納品データ形式:アルミ切削加工品
※画像はイメージです。
大阪府の機械メーカー様から、新しい治具を製作するための三次元測定およびリバースモデリング(3DCAD化)のご依頼をいただきました。
三次元測定をする前に測定する治具の使い方を確認
今回は、「樹脂製品を機械にセットするための新しい治具を、アルミで製作したいです」ということで、現物に忠実に三次元測定・3DCAD化できる技術と、アルミを立体的に加工する技術の両方を持つ水谷製作所にお問い合わせをいただきました。
そこでまずは、お客様の会社に訪問をさせていただき、製作する治具をセットする機械を確認させていただきました。
既存の治具を三次元測定で複製する場合は、治具そのものや治具で固定する物を、水谷製作所までお送りいただくケースも多いですが、新しい治具を製作する場合は、機械にどうやって治具を取り付ける予定なのかも確認しておきたいところです。
電話やメールでの打ち合わせだけでは、治具の正確な使い方が分かりづらい場合、今回のように訪問をさせていただくことで、よりスムーズに製作を進めることが出来ます。
図面通りに仕上がっていない樹脂製品を三次元測定
治具でセットする予定の樹脂製品に、図面は存在しましたが、図面の寸法と現物の樹脂製品の寸法にはズレがありました。
そのため、現物の正確な寸法測定が可能な、三次元測定を行うことが必要だったのです。
水谷製作所で三次元測定を行う際には、もちろん3Dスキャナーを使用します。
お椀の様な曲線形状をした樹脂製品に、3Dスキャンを行います。
それにあたり、お客様には、先述した打ち合わせの際に、”樹脂製品の特に重要な部分がどこであるのか”について、お伺いしていました。
お客様が特にこだわられていたのは、お椀っぽい樹脂製品は左右対称であるという点です。
ぱっと見では左右対称に見えましたが、更に細かく見ていくと、微妙なズレが見られたので、その部分はリバースモデリングを行う際に、少し修正することになりました。
それ以外は、現物(樹脂製品)に極めて忠実に、三次元測定を行っています。
三次元測定したデータを3DCAD化し、治具製作用の図面を作成
三次元測定でとったスキャンデータを、マニュアルモデリングにより3DCAD化しました。
更にその3DCADデータを基にして、治具製作用の図面も書き上げています。
打ち合わせの際に伺った、治具の仕様もきちんと反映させて、図面を作成しました。
そして、お客様にご確認をしてOKをいただいた治具図面を基に、切削加工でアルミ治具を1つ製作し、納品して作業は完了です。
今回の事例のように、水谷製作所の高精度3Dスキャナーを利用した三次元測定の技術、金型製作で培った金属の三次元加工技術を生かすことで、お客様の幅広いご要望にお応えすることが出来ます。
三次元測定を行ってほしい物、またその3Dデータを基にした製作を行ってほしい物があれば、まずはお気軽にご相談ください!!
治具製作のための三次元測定なら水谷製作所まで!!