活用事例

当社リバースエンジニアリングの3Dスキャン、3D CADデータ加工、3Dプリンター造形、3Dモデリングデータ作成のサービスを活用した事例をご紹介します。

3D scan、3D CAD、試作品製作サービス

CADモデリングを利用して樹脂製品の治具金型を作製

基本情報

地域:大阪府

業種:プラスチック製品メーカー

サイズ:約85×85×11mm

材質:樹脂

納期:実作業1日間(リバース作業のみ)

納品データ形式:治具(金型)

※画像はイメージです。

 

大阪府にあるプラスチック製品メーカー様から、3Dスキャナーを使ったCADモデリングのご依頼をいただきました。

ある樹脂製品(プラスチック容器)の仕上げの段階で、樹脂製品を削って調整していく工程があるのですが、その加工を行う際の押さえとなる治具を、新たに作製したいとのお話でした。

 

加工対象となる製品を固定することを”チャッキング”と言いますが、お客様より「製品と治具は可能な限りフィットさせたいです」というご要望がありました。

 

製品の当たり面と治具がぴったりフィットすることで、チャッキングの精度が上がり、生産の過程での不良品が少なくなるというメリットがあります。

 

そこで今回は、樹脂製品とぴったりフィットする治具金型を作製するために、樹脂製品そのものに3Dスキャナーを利用したCADモデリングを行い、複雑な形状の治具金型を、効率よく正確に作製しました。

手作業では測定できない流線形の製品をCADモデリング

今回のご依頼ですが、最初は単に「新しい治具金型を作製してください」というものでした。

 

しかし、樹脂製品の元型は手加工で作られているもので、その型から生まれる製品は流線形になっており、ノギスやRゲージを使った手作業では測定することのできない形状でした。

このように複雑な形状の治具金型を作製するのは難しく、時間がかかってしまいます。

 

そこで、金型作製作業の工程に、CADモデリング作業を組み込むことをご提案させていただきました。

製品寸法の測定にかかる時間は、3Dスキャナーを用いたCADモデリングを利用することで大幅に削減できますし、手作業では測定が難しい箇所も、正確に測定できます。

 

治具金型も一括して製作することができる、水谷製作所ならではの手法です。

 

今回、CADモデリングは実作業1日間で行わせていただき、その後、治具金型を製作して、お客様に納品させていただきました。

 

製品そのものを測定して復元したり、今回のように製品の形状にぴったり合う治具や金型を製作しようと思うと、製品の形状によっては時間がかかってしまったり、あるいはお客様のご要望通りの作製が不可能だったりします。

特に治具は、できるだけ精度がよく、製品の当たり面とピッタリ合う方が良いです。

 

そこで有効なのが、水谷製作所のCADモデリング技術です。

手作業では測定が難しい製品を早く、そして正確に3DCADデータ化することができます。

測定が難しい製品の治具の製作でお困りでしたら、ぜひ水谷製作所までご相談ください。

 

治具製作のためのCADモデリングなら水谷製作所まで!

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