活用事例

当社リバースエンジニアリングの3Dスキャン、3D CADデータ加工、3Dプリンター造形、3Dモデリングデータ作成のサービスを活用した事例をご紹介します。

3D scan、3D CAD

家電の性能をシミュレーションするために部品を3DCADデータ化

基本情報

地域:大阪府

業種:家電メーカー

サイズ:約250×250×220mm

材質:金属

納期:実作業1日間

納品データ形式:IGES・STEP・DXF

※画像はイメージです。

 

大阪市の家電メーカー様から、生活家電の部品の3DCADデータ化のご依頼がありました。

 

お客様の会社で生活家電の新商品を開発する際には、その家電部品の3Dデータを専用の解析ソフトに反映してシミュレーションテストを行っているそうです。

 

洗濯機や調理器具など、それぞれの家電にはそれぞれ独自の性能(調理器具でしたら保温など)がありますが、部品の寸法や形で、その機能の働き具合が変わることがあります。

主にそのような変化を、解析ソフト上でシミュレーションしてチェックするそうです。

 

単純な長方形など、簡単な形の部品でしたら、手作業で縦・横・厚みなどを測定することができます。

これまでは、お客様がご自身で家電の部品を手作業で測定し、3Dの図面におこしてシミュレーション用の解析ソフトにかけていたそうですが、今回シミュレーションを行う新しい家電の部品は、自由曲面(カーブ)が多く、ゲージ等を用いた手作業での測定には、かなり手間がかかりそうでした。

また、微調整を行って何度も図面を描き直しても、正確性が欠けてくる可能性が高いです。

 

そこで、今回はお客様の会社で新しく開発したいという生活家電の部品を、実作業1日間で3Dスキャンし、測定した3Dデータをマニュアルモデリングで3DCADデータ化しました。

断面図となる2DCADデータも納品

今回は、3DCADデータだけではなく、「家電の部品の、ある1ヶ所の断面のラインのデータも欲しいです」とお客様よりご要望がありました。

そこで、3Dスキャナーで撮影した3Dデータを基にして、家電部品の断面の寸法を測定し、2DCADデータ化を行いました。

 

細かいデータの修正などは無かったので、実働時間1日間で、データ化は完了です。
2DCADデータはDXFデータで、3DCADデータはIGES・STEPの2種類のデータで、お客様に納品しました。

その後、お客様の会社で、家電部品の3DCADデータ・2DCADデータを、家電の性能のシミュレーションに役立てられたことと思います。

 

今回のご依頼では、自社製品のシミュレーションのために3DCADデータ化を行いましたが、自社製品と他社製品の性能差を、シミュレーションソフトで比較検査するために、それぞれの製品の部品の3Dスキャン・3DCADデータ化を行うこともあります。

 

水谷製作所では、手作業では測定できない家電の部品の3DCADデータ化を早く、正確に行えます。
よりよい製品の開発のお手伝いができればいいなと考え、皆様からのご依頼をお待ちしております!

 

家電の部品の3DCADデータ化なら、水谷製作所まで!

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