活用事例

当社リバースエンジニアリングの3Dスキャン、3D CADデータ加工、3Dプリンター造形、3Dモデリングデータ作成のサービスを活用した事例をご紹介します。

3D scan、3D CAD、試作品製作サービス

図面の無い金型を3Dスキャンで複製

基本情報

地域:岐阜県

業種:成型品メーカー

サイズ:300×480 mm

材質:アルミ

納期:2週間

納品データ形式:真空成型用金型一式

「ある小さな精密機械の運搬用の成型品に再生産がかかったのですが、ロット数(生産数)が多く、工場に既存の金型のキャビ数だけでは、生産の効率が悪いので、同じ金型を複製したい」と、岐阜県の成型品メーカー様からご依頼をいただきました。

 

今回は、既存の真空成型品用金型をお借りして3Dスキャンし、リバースモデリングを行って3Dデータ化しました。そして、その後に同じく弊社にて、真空成型用金型の複製までを行いました。

 

お客様からは、「成型品の金型は古いものでデータや図面が残っていないのですが、同じ寸法の金型は出来ますか?」というご相談を受けました。もちろん、3Dスキャンからのリバースモデリングなら、図面やデータのない金型の複製も可能です。

ポケット寸法など細かい部分も忠実に複製

金型のポケット形状部などの複雑な曲面も、3Dスキャンで測定することにより、かなり忠実に3Dデータ化することが出来ました。ポケット寸法のくぼみの深さは場所によって違い、1番深くくぼんでいるところで20mmくらいです。

 

金型の複製は、形状が簡単なものはノギスなどを使って手で採寸する方が早くお金がかからないというパターンもあります。ですが、形状が複雑な場合は、手での採寸がほぼ不可能であったり、もしくはとても時間がかかってしまいます。

 

そんな場合にお客様のお役に立てるのが、3Dスキャナーによる3Dデータ化なのです。

複製された金型の3Dデータを基に、金型を一括製作

3Dデータ化を行った後は、金型・トムソン抜型・アシストプラグを弊社で一括製作し、それらの真空成型用金型一式をまとめて出荷し、お客様に納品させていただきました。

 

今回のケースのように、図面のない金型の複製3Dデータ化はもちろん、真空成型用金型の製作まで一括して行うご依頼も、水谷製作所ではお受けしています。

 

3Dデータ化した金型の複製を、弊社で製作までまとめて行う場合は、納期の予測がつきやすく、1つ1つ別の会社に依頼する場合に比べてコストを抑えることが出来るのが強みです。

 

納期は、金型の製作にかかる分だけ余裕を見ていただいています。2週間ほどが目安にはなりますが、生産ラインの混み具合によって、多少前後することもございます。

お急ぎの場合など、現状どのくらい時間が必要かということに関しましては、1度お問い合わせをいただきたいと思います。

 

金型などの3Dデータ化なら水谷製作所まで!

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