活用事例

当社リバースエンジニアリングの3Dスキャン、3D CADデータ加工、3Dプリンター造形、3Dモデリングデータ作成のサービスを活用した事例をご紹介します。

3D scan、3D CAD

バイクエンジン部品の3DCADデータ化

基本情報

地域:静岡県

業種:バイク部品メーカー

サイズ:約200×200×40mm

材質:アルミダイカスト

納期:実作業2日間

納品データ形式:STEP

新しい部品開発の基となる3Dデータを取りたい

静岡県のバイクの部品メーカー様からのご依頼です。お客様はバイクのカスタム部品を製造していらっしゃる会社で、今回も新しいバイク部品の製品開発にあたり、部品の純正品の形状や取り付けボルト位置のデータを取って参考にしたい、というお話でした。

 

今回お客様が開発に取り掛かりたいとおっしゃっていたのは、円形のバイクのエンジンの部品であり、ところどころボルトの接続部がありました。円形などの曲面の多いデザインの部品は、3Dスキャナーの得意とするところです。ノギス等を使って手作業で測るのは難しい部分の測定も素早く行うことができます。

 

データを取るバイクの純正部品は、ダイカスト製法(金型に溶融した金属を圧入することにより短時間で大量に生産出来る鋳造方式)で製造されていて、表面に多少凹凸などの歪みが見られました。

 

しかし、凹凸のある純正部品を3Dスキャンした後、そのスキャンデータを基にリバースモデリングで3DCADデータ化をする際に、凹凸のある部分は綺麗な面になるようデータを編集しました。この3DCADデータを参考にして作った新しい設計データは、凹凸のないキレイな仕上がりになります。

データにあらわれた凹凸をキレイに修正して納品

今回のケースでは、お客様からのご依頼、データ作成に関する打ち合わせ、3Dスキャン、3DCADモデリング、納品の順で約2日間かかっています。

 

3Dスキャンで取得したスキャンデータ(STL)をそのまま納品する場合は1日で済むこともありますが、今回は3DCADデータの編集作業を行っておりますので、その分だけ少しお時間をいただいています。

 

3DCADデータの納品後、お客様はこのデータを基にして新しいバイクのエンジン部品の開発を行ったとお聞きしています。

 

今回のご依頼のように、ある製品の基となるデータを測定し、新しい部品の開発を行うお客様も多くいらっしゃいます。

また、その過程で測定面をデータの段階で調整するようにご要望をいただいたり、直接水谷製作所までデータをとる製品をお持ちいただいた方の中には実際の作業の様子を生でご覧いただくこともありますが、その際に「ここをもうちょっとこういう風にしていただけませんか?」と調整をお願いされることもあります。

 

できるだけお客様の考えを尊重し、理想のデザインの3DCADデータになるように尽力しています。

 

3DCADデータ化なら水谷製作所まで!

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